休日に友人と楽しむキャンプは格別。
特に焚き火は盛り上がるので、キャンプでは
ぜひ楽しみたいと思いますよね。
しかし、キャンプの焚き火は注意しないと周りと
トラブルになることも…。
今回は、知っておきたいテントと焚き火との距離感や
実際にあった弁償の話をご紹介していきます。
キャンプでの焚き火周りにも気を付けよう！迷惑をかけると…？
キャンプでの焚き火は日ごろの開放感も加わり
盛り上がりますが周りに迷惑をかけないことが
大前提です。
周りに迷惑をかけてしまうと、そこから
キャンパー同士のトラブルに発展してしまう
ことも…。
こうなってしまっては、せっかくの楽しい
キャンプも後味が悪くなってしまいますよね。
トラブルを回避するためにも、焚き火とテント
(またはタープ)との距離は少なくとも3メートル
離すのが大切です。
この距離は自分のテントだけでなく、周りにある
テントも同様です。
では、なぜこれほど距離をあける必要があるので
しょうか？
その理由は、『焚き火の火の粉や煙が、テントに
かかってしまうから』。
特に焚き火で発生する火の粉は風に乗ると、自分の
予想以上に飛んでいきます。
テントに火の粉が付くと、その部分に穴が空いて
しまうのです。
穴も小さいものであればまだ修復は可能ですが
大きく穴が空いてしまうと修復も難しく
最悪テントが火の粉によって燃えてしまう
可能性も…。
このような事態を避けるためにも、最低でも
焚き火とテントの間は3メートル空けるように
しておきましょう。
また、焚き火を行う際は風向きにも注意を。
テントから離れていても風向きがテントの方向で
あれば、火の粉が飛んできやすくなります。
焚き火はテントよりも風下の位置で行うように
すると、火の粉も飛んできにくくなるため
安心して楽しめそうですね。
周りのテントに焚き火の火の粉が！実際にあった弁償の話
ここでは、実際にあった弁償の話を
ご紹介していきます。
とあるキャンプ場での出来事。
その日は天気も良く絶好のキャンプ日和でしたが
強風でした。
ベテランキャンパーのＡさんは、『風が強い日の
焚き火は火の粉が飛んで、周りの迷惑になるから
しない』というルールを守り、焚き火はして
いませんでした。
そのＡさんのテントがある風上では、家族で
キャンプを楽しむOさんの姿が。
Oさんは焚き火のルールを知らないらしく風が
強くても焚き火をしていました。
焚き火の炎の勢いはよく、数メートル下の
風下にはAさんのテント。
ちなみにAさんはベテランキャンパーという
こともあり、超高級テントを利用していました。
そして恐れていたことが…。
なんとAさんの超高級テントにOさん家族が
楽しむ焚き火の火の粉が飛び、穴が空いて
しまったのです。
当然Aさんはカンカンに怒り、Oさんのところに
怒鳴り込みます。
感情的なAさんの言い方もあり、Oさんも言い
返しどんどん言い争いがヒートアップ
していきます。
お互いの怒鳴り声が響き渡り、周りのキャンパー
さんはドン引き状態。楽しかったキャンプは
一転します。ちなみにAさんの超高級テントは
70万円。
上記のように、『ルールを知らなかった』では
済まされないこともあります。
特に、自分1人だけでなく友人や家族と一緒に
キャンプをしているときは、その友人や家族も
巻き込んでしまい悲しい思い出になって
しまいますよね。
周りのキャンパーのテントに火の粉が飛んで
破損したときは、弁償するのが人としての
マナーです。
お互いがイヤな思いをしないようにする
ためにも、テントと焚き火の距離は十分に
とるようにしましょう。
まとめ
キャンプを楽しむためには、自分たちだけでなく
周りに迷惑をかけないよう、配慮することも
大切です。
特に焚き火をする場合は
・テントやタープから最低3メートル以上離れる
・風向きにも気を配る
・あまりにも風が強い日は、焚き火を控える
といったことを忘れてはいけません。
焚き火のルールを守らずに、周囲の人のテントを
ダメにして弁償…とならないよう、注意しながら
キャンプを楽しむようにしたいですね。
