キャンプというと、春先~夏というイメージが
強いかもしれませんが、実は秋~冬にかけても
キャンプはできます。
といっても、屋外で過ごすので暖房設備が必要です。
そんなときにおすすめなのが、キャンプ用
薪ストーブ。
「キャンプ用薪ストーブ」と聞くと、初心者
キャンパーから見るとハードルが高く感じますが
実は薪ストーブに関する知識があればそれほど
難しくはありません。
そこで今回は、キャンプ用薪ストーブの大きさや
燃焼時間といった基本的な知識を
ご紹介していきます。
薪ストーブの煙突の高さはどれくらい?燃焼時間は?キャンプ通が解説
キャンプ用の薪ストーブの煙突の高さは
使う状況によって変わるため一概に
〇メートルとは言えませんが、高さがある
ほど良いと言われています。
この理由は、煙突の高さがあるほど上昇気流が
作りやすく、煙がテントの中に逆流しにくく
なるからです。
そのため、最低限テントの屋根から1メートル以上
煙突の高さがあることが条件になります。
キャンプ用薪ストーブの煙突の出し方は2種類
あるので、手持ちのテントの形状と比べて
煙突の高さや種類を決めていくと良いかも
しれません。
◇テントの屋根から出す方法
・テントの屋根部分に煙突が出るくらいの
スペースがある。
・煙突ポートがテントについている。
といった場合は、縦型の煙突が設置できます。
盾形の煙突は本数も少なく済み、燃焼効率も
良いため理想的な形ともいえます。
テントの屋根部分にスペースが開いていなくても
「フラッシングキット」というアイテムを使い
テントに煙突スペースを作ることもできます。
ただし、キャンプ用薪ストーブを使わない時期に
開いたスペースをどうやってふさぐかを
あらかじめ考えておく必要があるので注意
しましょう。
◇テントの横から煙突を出す
・煙突を出すスペースがテントにない。
・テントに穴を開けるのに抵抗がある。
という場合は、テントの横から煙突を出す
といった方法もあります。
テントの出入り口を利用して煙突を付ける
ことになるため、出入り口が2つ以上ある
テントであることが条件となります。
というのも、出入り口が1ヶ所しかないテントの
場合、どうしても入口に煙突を設置することに
なります。
人の出入りがある場所でもあり、絶対に煙突に
触らないという保証はどこにもありません。
テントで出入り口が1ヶ所しかない場合は
安全面を考慮して別のテントの購入を
考えた方が良いかもしれません。
また、キャンプ用薪ストーブの燃焼時間は薪ストーブの
大きさによって異なりますが、一般的には
2~3時間ほどで薪が燃焼します。
自分が思っているよりも予想以上に薪の消費は
早いため、1泊2日のキャンプの場合は最低でも
薪を25キロ分は少なくとも用意しておいた方が
良いでしょう。
キャンプに使う薪ストーブに必要な薪!保管方法などをチェック
キャンプで薪を用意しても、用意した薪全てを
キレイに使い切るのは至難の業。
それでは、薪が余ったときはどうやって、保管
すればよいのでしょうか?
薪を自宅で保管する場合、風通しの良い屋根付きの
屋外での保管がおすすめです。
室内での保管は汚れや虫が湧く・薪がしけってしまう
という可能性があるため、おすすめできません。
屋外で薪を補完する場合、雨が当たるからとビニール袋で
薪をおおってしまうとカビが発生してしまうため
注意しましょう。
薪保管用のバッグも販売されているため、定期的に
キャンプに行くのであれば持っておくと便利かも
しれませんね。
まとめ
キャンプ用薪ストーブの燃焼時間や煙突の高さを
中心にご紹介してきましたが、いかがでしたで
しょうか?
まとめてみると
・キャンプ用薪ストーブの高さは、テントの屋根か
ら最低でも1メートル以上のもの。
・煙突の設置は縦・横とあり、縦での煙突の設置が
理想的。
・キャンプ用薪ストーブの一般的な燃焼時間は
2~3時間程度。
・キャンプ用薪ストーブは予想以上に薪の消費が
激しいため、1泊2日のキャンプの場合は
最低でも25キロ分の薪の用意が必要。
・薪の保管は屋根があり、風通しの良い屋外が理想的。
・定期的にキャンプに行く場合は、薪保管用の
バッグがあると便利。
というところです。
キャンプで薪ストーブを使う場合、テントが
燃えないよう防火対策をしておく必要があります。
特に煙突付近は高温になるため、安全面のために
必ず防火対策をすることを忘れないでください。